愛を思う
一人で過ごしていると、
いろいろなことを思う。
たぶん、わたしは、思っていたよりもずっとずっと愛されていたのだと思う。
お菓子の最後のひとつをわたしにくれること
寒いから出しといたよ、と電気あんかを温めておいてくれたこと
眠いのに朝御飯を作ってくれること
テレビが一番見える場所を譲ってくれること
永遠の愛があるかないかと言われたら、
それはわからない。永遠に生きて確かめることもできないからだ。
けれども一瞬一瞬の愛を受け取り、
また愛を込めることはできる。
たぶん、愛って、相手のことを思うことだ。
娘だから、恋人だから、理由があってもいい。なくてもいい。
純粋に誰かを思う気持ち。
あなたのためにしたいという気持ち。
そこに既に、それがあるのだと そう思った。
いつかこれを言葉にして、
母に伝えたいと思った。
愛してくれてありがとう。